「周囲の景色が、大きくなっている!」


 玉手箱の煙を浴びた桃太郎と熊は、一寸の大きさにまで縮んでしまっていたのです。


 それでも桃太郎は、鬼退治を諦めません。

 どこからか流れ付いていたのであろうお椀を見付け、熊と共に乗り込みます。