「優奈ちゃん、学校はどう?慣れた?」 「はい、もうすっかり馴染んでます」 夕飯を食べながらおばさんはいろいろ聞いてくれるし いろいろ話してくれる。 「優奈は彼氏いる?」 「えっ?」 ゴホッゴホッ 「功ちゃん?大丈夫?」 「兄貴は彼女がいるもんなー?」 ニヤニヤしながら 爽汰は言った。 「それで?優奈は?」 久野くんとの誤解を解くなら今だよね。 「ううん、いないよ」