私は準備室に着きどうしようかと迷っていると
ーーガラッ
ドアが開いた
「ここで何してんの?」
「何してんのって拳くんが呼んだんでしょ?」
「そうだな。」
…気まずい
とにかく気まずい…
朝、カイくんと一緒に
いる所を見られた…
「…で。話は…?」
「……。」
返事が来ない…
「あのー…?」
「……。」
「戻っていいですか…?」
シーン…
「じゃあ、戻りま…」
「昨日、どうだったんだ…?」
…えっ?
「どういう意味…?」
「昨日、カイと帰っただろ?」
「…うん。」
変な質問ばっか…
「何、言われた?」
「何も言われてないです。」
「本当か?」
「本当です。」
「本当か?」
「うん…。」
「嘘ついたら…」
「本当だってば…んっ!」
ーーチュッ


