そう、私ゎ雄大先輩に恋愛感情を抱いていたんだ…。
そして、みごとに振られ…。(笑)
それからというもの、少しずつ雄大先輩のことを忘れていた。
振られたことだけじゃなく、雄大先輩との思い出も全部…。
なのに、今更…今更なんで、メールしてきたんだろ。
んー…。わかんないなぁ。
ってか私、どのくらい考えこんでたんだろ。そろそろ雄大先輩に返信しなきゃ。
そう思って時計を見てみると、もう40分も経っていた。
うわぁ。ヤバい。どんだけ私考えこんでるんだよ!!
急いで返信を打ち始める。
【返信遅れてすみません( ノД`)…雄大先輩思い出しましたよ♪】

打ち終わったとこで、やっぱり浮かぶのが、何故今更になってメールをくれたのか。
だってあれから、2年半もたってるんだよ。
んー、気になる。
こうなったら、直接聞いてみようか…。
そう思ってるとき、ケータイの着信が鳴り響く。

【良かったさ(^^)覚えてなかったらどーしよーかと思った♪】

実は、今さっき思い出したばっかりです。なんて、言えないよね。
っと、そんなことより、やはり聞いてみようか?もし、今聞かなかったらきっと
後悔するよね…。

よし、【急ですけど、なんでまたメールしたんですか?】

…送信っと。
画面に送信完了の文字が出るとともに、本当に送ってよかったのかと今更ながら後悔した。
いや、だって、直球すぎるんじゃないか…。まぁ、自分で送った文章なんだがね。
でも、あんな聞き方したら、相手気悪くするんじゃないかなぁ…。
まぁ、自分がどーしてもききたいから、あんな聞き方したんだけどね…。
そんなことを、一人で乗り突っ込みをしながら、やってる間二時間。
案の定返信がくることゎなく、ますます私のひっどいなぁ乗り突っ込みゎ激しくなっていった。
うわぁ~どうしよ。やっぱ気悪くしたんだ。そりゃそうだよね。あんな聞き方したら誰だって…。
でもさぁ、そうだからっていって、気をわるくするのも、心狭いよね~(笑)
あっ、もしかしたら寝たのかも!?
いや、そのまたもしかしたら寝たふりしてるのかも?
いや、あり得ないから!!

きっと、今の私の表情を見てる人がいたら、大爆笑してたであろう。凄く百面相なんだから私。

散々乗り突っ込みした結果、謝りのメールを入れることにし、ケータイを手に取った瞬間、手のひらの上で、ケータイが震えた。

ー!?

【遅れてごめんよ。実ゎ最近ゆあのことが気になってたんだ( 〃▽〃)】

あんだけ心配していたあとのこのメールにゎ、さぞかし驚いた。
…へ?
私のこと気にしてくれてたの??
…どーして?

少しだけこの時、胸が高鳴った。

少し照れながら返信を打つ私のスピードゎ、いつもよりゆっくりで、いつもより打ちにくかった。

【本当ですか…?(笑)ありがとうございます】


こんな改まった言い方しかできない私ゎ、きっと可愛くないと思う。
だけど、私にゎその言葉たちしか思い浮かばなかった。
少しボーッとしていると、今度ゎさっきよりも早めに返信がきた。

【おう♪つかよ、敬語やめよーぜ?それからさ、ドライブいかね?】

思えばこのメールが、すべての始まりだったのかもしれない。
このメールにたいしての返信で、私の人生ゎ歯車を壊しはじめる。