私、笹本 結愛 は、高校生にもなりたての
ササモト ユア


成り立てであります。
とゎ言っても、もう2学期に突入しちゃいましたが♪それでも、やっぱりまだ、成り立てって感じなんだよなぁ。
そんな私ゎ、どこにでもいる元気な女子高校生!!
…なんだけど、私にゎ1つ見た目に悩みがあるんだよな。
そう、私の最大の特徴ゎこの身長。
144という、何とも悲しいこのサイズ。それだからもう、周りの人が大きく見えすぎて巨人にしか見えないのよ。
まぁ、この身長があってか、無くてか、中学の時、野球部の先輩に《ゆっぴー》っていう、意味の分からないアダ名をつけて頂きました。
それからというものも、最初ゎ女子、男子関係なく、先輩方から同級生にまで、ゆっぴーと呼ばれてましたが、最近は何故かヤンキーの先輩方からよく呼ばれるように…。
地元で乗って回っているバイク集団ゎ、もう顔見知りに。
おかげで、パジャマで外も歩けやしない。
でも、みんな好い人だからいいんだけどね。

そんな私にも、憧れのひとつやふたつ、あるですよ。
はい。まず、彼氏が欲しいですね。
何故かって?
…。私だって、周りの人たちみたいにイチャイチャしたいもん。
いや、別に私ゎ誰とも付き合ったことが無いわけじゃないよ?
私にだって中3まで、彼氏いたよ。だけど、なて言うのかな。
そう、イチャイチャしたことないの!!
例えば、手繋いだり、キスしたり、ギュッてしてもらったり…。
だから、高校入って彼氏出来たら、そいうこと全部してみたいの。
それが私の憧れ。

でもね、現実ってそう甘くないのね。
なかなかそいうひと現れないわ。

そんな時に来たのが、藍のメール。
すんなりと許可してしまったのは、私の頭が恋愛思考でいっぱいで、きっと出会いを無意識に求めていたからかもしれない。

それに、よくよく考えてみれば、藍ゎ、中学の時の先輩が結愛のァド知りたいって言ってるけど…って言ってたよね?
はっきりと相手が私の名前出してるってことゎ、もしかして私の事知ってるのか、知り合いなのかもしれない。
そう思って教えたのゎいいんだが、その例の相手からまだ、メールが来ないんだな。
時間も時間だし、そろそろ寝ようか…。

そう考えた時だった。