『話し掛けたければ話し掛ければいーじゃねーか』 思い腰をゆっくり上げる。 廊下を出ると、 生徒会室に向かった。 生徒会室の扉を開けようとしたとき。 「明日香~ここなんだっけ」 なんちゃら悠哉の声。 「明日香先輩、これのサインお願いしまーす」 知らねえ女の声。 「わかった。そこは六月の行事予定にあったはずだよ」 明日香ちゃんの声。 場所と時を考えろ、俺。 踵をかえすと、 保健室へ向かった。