保健室の扉を開けると、 すぐそこの下駄箱から靴を出す。 「お前次は生徒会長かよ」 後ろから聞き覚えのない、男の声がした。 振り返ると、 見たことのない先輩が二人いる。 茶髪の髪の背の高い奴と、 金髪の髪を少し残した坊主頭。 「悠哉にとられる前に生徒会長はとっとかねーとな」 茶髪の方が呟いた。 この学校の生徒会長は1人。 桐山明日香。 「は?」 つい自分の口から声が漏れてしまった。