明日香ちゃんを覗くとさっき、
お姫様だっこしてたときよりも心臓の鼓動が半端ではないはやさになる。
顔を近づけていく。
あと、5センチ。
3センチ。
2,5センチ。
「あれー?大樹じゃね?」
後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。
「何?さぼり?」
真っ黒い肌。
短髪の茶髪をつんつんに立てている。
制服の着崩し方は校内一だろう。
動くたびにチャラチャラと金属と金属がぶつかる音がする。
「…海翔」
「よっ!」
言ってしまえばただのチャラ男である。
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