「ご、ごめんっ。茉果!」 彼は息を切らして私に謝る。 「いいよ」 許すつもりなんてなかったのに、彼を見ると許す気になる。 これって恋の力なのかな…(笑) 「茉果…?」 「……?」 「メリークリスマス♪」 そう言い終えて唇を重ねた。 唇を重ねた後に見せたくしゃっとした笑顔は私にとって愛しくてたまらなかった。 「行こっか!」 「………うん///」 そう言い私の手を握る健太。 この小さな幸せがいつまでも続く そう思っていた。