「一昨日制服見て思ったんだけど、アナタって西高?」
「え、あ、うん……」
突然の問いに戸惑いながらも私は答えた。
偏差値58という、うちの学区では中の上くらいのランクの高校——西高に、私と里志くんは通っている。
まあ、里志くんと西高の最寄り駅で待ち合わせしてから、一緒に登校するって時点ですぐ分かると思うけど。
「はっ、西高! ってことは、ミサの通ってる高校の下の下の下ね!」
鼻で笑われながらも私は気付く。なるほど、これが言いたかったわけだ。
……じゃなくて、美里ちゃんが着ている制服、見たことない制服だなと思っていたけれど、それもその筈、美里ちゃんが着ているのは学校の制服ではなかったのだ。
「え、あ、うん……」
突然の問いに戸惑いながらも私は答えた。
偏差値58という、うちの学区では中の上くらいのランクの高校——西高に、私と里志くんは通っている。
まあ、里志くんと西高の最寄り駅で待ち合わせしてから、一緒に登校するって時点ですぐ分かると思うけど。
「はっ、西高! ってことは、ミサの通ってる高校の下の下の下ね!」
鼻で笑われながらも私は気付く。なるほど、これが言いたかったわけだ。
……じゃなくて、美里ちゃんが着ている制服、見たことない制服だなと思っていたけれど、それもその筈、美里ちゃんが着ているのは学校の制服ではなかったのだ。



