☆Hikari☆

その日は結局…図書室に行く事はなかった。




家に帰った後も、私は女の子の事が頭を離れなかった。



あの子の事を忘れたくても忘れられない。



……あの子も


……沢渡先輩の事も




やがて私は深い眠りについていた。


そして夢を見ていた。


沢渡先輩と私が、並んで本を読んでいる。



何を話すわけでもなく…


ただ、黙って本を読む二人。


そんな、二人の上から雪が降りだした。


すると……先輩が!