………………………
……………………
………………
…………
流されては駄目……。


課長の唇が私の唇を惜しみながら離れた。


私がキスの余韻を遮るように口を開こうとした先に課長が口を開いた。



「医務室で手当てして貰ってこい。」


「課長…あの…。」


いつもの課長に戻ってる。


「耳まで馬鹿になったか?早く行ってこい!!」


『やはり魔王さまね!声を荒げて何で急に不機嫌になるのよ!』


「はい…。」


私はハンカチで傷口を押さえながら医務室に行った。