ヒィィ怖い―。


恐怖で身を縮めてると
「ククク…。」

「???」


「アハハハハ」

魔王が涙をこぼして大笑いしだした。


「蛸の次はか か クククッアハハハ…駄目…ツボには 入って…」


魔王は『蛙』と言いたいのよね。
ガキか!くだらない。

「…………。」


課長の笑いが落ち着いたのを見計らい「失礼しまっえっ!?」


「クククほら、行くぞ」
私の腕を掴み、笑いながら社食へ向かった。

昼休み、廊下での一部始終を大勢のギャラリーが見ていたことを後日、茉莉子から聞いた。