「もしもし、爺ちゃん姉貴を会社に連れて行く!なので手続きを頼みます!!」


「誠… 唐突に何を言っておるんだ?」


「だから!姉貴も4月から進藤商事で社員として働かせるんだよ!!」


電話口の相手は俺達の祖父であり進藤商事会長の進藤誠之助。


「何を!無茶苦茶な事を言うな!!!」


爺ちゃんが声を荒げて怒ってるが俺は怯まず話す。


「詳しい事は今夜、家で話すよ。
姉貴が進藤で働く事は決定事項だから。
駄目なら俺は入社辞退する!
じゃあ。」