課長がPCをオフにし席を立ち上がりながら目線をこちらに初めて向けた。



片方の口角を微かに上げて冷ややかに口が開いた。



「営業用の服や靴を買い揃えても中身か営業用になってないとな。『不器』を持ってないようだし。
常務に会ってその脚で外回りに行く。」


何喰わん涼しい顔で出て行った。


私はまた口がパクパク

この一部始終を皆が見てた。


もちろん私の口パクパクも一緒に…。