床に散らばった物を拾い集め、片方の口角をほんの少し上げ「ふっ…」と一瞬笑い私の顔を見上げながら立ち上がった。


「代わりのビールと交換しますね。それと危ないのでレジまで僕が持ちます。『この紙袋』も一緒に」


まるで自分の言う事を効かせる為に紙袋を取り上げてるように聞こえた。