ゆっくりと近づいて来るイケメン店員。


栗毛の髪に掘深い目鼻立ち、全体的にシャープな印象。


そして何より魅力的なのが獲物を捕らえたら逃がさない野生動物の様な瞳の鋭さ…。


「…お客様。」


『ビクッ!』


彼に声を掛けられ私の身体は一瞬びくついた。


「お手荷物が多い様なので宜しければ僕が商品をレジまでお持ちしましょうか?」


「えっ?あっ平気…じゃない…大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」