「ちょ…ちょっと顔近すぎ!」 右手で課長の顔を押し上げようとしたら反対に私の右手首を掴まれた。 「おい…美沙。俺が幼なじみの『たっくん』とわかった途端にタメ語だな」 夜が更け力を増した大魔王さまが降臨。 ニヤッと意地悪な顔を私に近づけてくる。 逃げようにも魔王さまの左手に私の右手首を掴まれ、腰に右腕を回され身動きができない。 「だっ…だって『たっくん』は『たっくん』じゃない…』 だめだ!気が動転して全然言い訳になってない。 「ふっ…そうだな。 俺は『たっくん』だもんな…」