たとえ子供達が許してくれても私が私自身を許せない。


私を愛してくれる課長。


私への想いが真剣だと知ったからには益々、課長の愛を受け入れることは出来ない。



「受け入れちゃだめよ。絶対に!」


呟きながら静まり返った役員フロアの廊下を歩いていた。


「「「ふざけるな!!!!!」」」



烈火の如く怒り廊下のど真ん中に立つ課長の姿がある。