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会長室＊－－＊－－＊

「美沙、怪我したそうだが大丈夫か？」


「えっ ああ大した怪我ではありません。」

「それより お爺様に伺いたいことが…。」

今は怪我の具合なんてどうでもいいわ！


「いや～池野君がいたく責任を感じてな。
さっき私のところに謝りに来んだ。」


だから先に私を帰したのね。
怪我をしたのは私の不注意で課長の責任じゃないのに。


「―――……責任を…………美沙」


「あっ すみません。考え事して聞いてませんでした」


「美沙 ありがたいぞ池野君が責任を取ってくれるそうだ。」


責任を取るって？
…………！！！！


「まさか？お爺様…。」


ニヤついて笑っているお爺様。