黒羽の裏切り

「与えた欲望は1週間位内にはその人間を満たすようになってる。

発光が消えているっていうことはまだ与えられた欲望は

なにも変化をもたらしていないって事だから、

そういう人間は無視。

他の悪魔が与えてまだ時間がたってないっつーことだから。」



「う、うん…」




なんとなく分かったような、ないような…



「とりあえずノルマが毎回課せられるから、その数だけこなしてけばいいから。」



「ノルマ…?」


「そ、人間何人に欲望を与えなくてはいけないっつーノルマ。

それは大体サタンが決めてるけど、

一週間で一万人くらいが妥当な数。」



「い、一万?!」


「あ、でもお前みたいな新人は3000からスタートな。」



「え、それってもし達成できなかったらどうなるの?」



「うーん…

まあ状況によりけりだけど、サタンに大体消されるか、天使の餌食にされるかー…

自分が嫌なら身代わりを使ってもいいけど。」




「え、なにそれ…
消される…?」