「はーあ…」





もう一回外を見る。








授業つまんないしなー・・・・




やっぱあれがどんなに夢とか妄想であったとしても、

羽だけは生えたままであればよかったのに・・・



そしたらこんなとこ、すぐにすっぽかしてどっかに飛んでいってやる!












キーンコーカーンコーン





授業終了のチャイムが鳴った。








あーあ、だる。



次はなんの授業だっけー…




そんなことをぼんやり考えていると、




なんか女の子が騒ぎ始めるのが聞こえてきた。





「ねーねー、なんかさ、転校生、くるらしいよっ!

しかも職員室での目撃情報によれば、

かなりの!美男子らしーい!」






「えええええー!まじでぇー、やば、どのクラスに入るんだろ!」




かなりはしゃいでいる。





へぇー


美男子ねえ・・・




すると、あの日のことをまた思い出した。





ま、あの悪魔どもには到底負けるでしょ。





あの整いすぎた顔を見てしまってからには、芸能人でさえも、その輝きを失ってしまう。






とりあえず授業の準備しなきゃー・・・




と思い、席を立つと、