「あ、よかったー、ちゃんとポッケの中はいってたーっ」





彼の手の中で不気味に輝くそのオブジェ。




なんか不吉なオーラむんむんですけど?!






「えとー、それ、なに?」




ハートのそれを指差しながら恐る恐る聞いてみる。




「あ、これはねぇ、ステイメンっていって、ラテン語でワープっていう意味。


つまりこれは自由自在にワープをさせてくれるものなんだよ。」




「ワープ?」




「そう、普段は俺たちは翼で行動するし、これはめったにしか使わないんだけど、今日はのあちゃんのために特別に使う許しが出たんだっ



まだ俺も使うの2回目だからさ~

めっちゃワクワクしてるっ」




え・・・なにそれ、すんごい怪しい。






そんな私のひきつった顔とは裏腹に、



すんごくキラキラした笑顔を見せてくるユゥ。