黒羽の裏切り

またゼロの声が聞こえる。



「あああー、「あの!!!ちょっと待って!まず、あなた方は何者なんですか?何しにきたの?なにかの罠?」




だいぶ限界だったのでつい必要以上に声を荒げてしまった。




それでも自分でも驚くくらいにゼロを勢いよくにらみつけることができた。






・・・・・少し、沈黙。




「ふふ、さすがのあちゃん。やっぱ違うねぇ。」





そんな甘ったるい声のするほうへ頭を向けてみると


あのウェーブヘアの美少年がソファにほおずえをついてニコニコしながらこっちを見てくる。




そして、一言。











「あのさ、悪魔とか天使って信じる?」