「・・・・・・・・。」



「・・・・・・・・。」




「・・・・・・・・・。」






え、ちょっと、まっ


なにこの状況。



自分ったらなにのんきに座っちゃってんの。



何者かもわからない、きれい過ぎる顔の美少年二人に囲まれちゃって・・・・





しかも座らせといて沈黙かよっっ



そんなことを考えてたら、
いきなり変に緊張してきた。


やっぱりなんかの罠なのかなあ・・・・



胡桃がいないっていうのも珍しいし・・・





とりあえず目をつむって頭の中で勝手に脱出作戦を考えていた、


そのとき、






「おい、お前さ、その背中の黒いあざ、いつからあった?」



頭上からなんか声がする。



「・・えっ?!あざ?」



「そう。背中にふたつ、黒いあざみたいなのあることくらい気づいてるんだろ。」






確かに、あざはある。


でもなんでそんなこと知ってるんだろう。



あ、そういえば隣の甘い顔のやつに裸見られてたっけ・・・・・



そのことを思い出すといきなり顔が熱くなってる。



「おいっ!さっさと答えろよ! マジできれるぞ、時間ねーんだよ、たく。」


いらいらした声が聞こえたかと思うと、

いきなり肩をつかまれ、もう片方の手で乱暴に上を向かされる。





目の前にはかなり怖い顔をした、あのゼロってやつがいて、目がばっちしあってしまった。