ちょっと落ち着きを取り戻すと、今度は一気にまた恐怖が襲ってきた。




不審者の可能性だって充分ありえるし・・・・



てか不審者だよね?もうこの時点で。




そんなことを考えながら自問自答していると、



いきなり脱衣所のドアがガラっと開いた。




「あのさあ、ちょっと早くしてくんない?俺ら時間ないんだわ。

てかもう着替え終わってんじゃん。」




「ちょっと、ゼロ、だめだよ、女の子なんだし、勝手に開けちゃあ。」




目の前に立っていたのは、先ほどの男子

ではなく、




あの夜、




目が一瞬あった、




あの空飛ぶ彼だった。


そして彼も、やはり漆黒の目。