「ちょ、ちょっと!」







少しだけ声を上げて反論をしたって完全に無視をされてしまった。






私が逃げないようになのか、しっかり手首をつかんだまま、ルアはポッケからステイメンを取り出し、前のように息を吹きかけ、手のひらに乗っける。







ああー、寝起きでいきなり誘拐って・・・・






頭痛くなりそう・・・・







ちょっと意識が遠のいて、気づいたら数週間ぶりの、あのバーに戻っていた。