「え、え・・・?!

・・・あー、そういえばあの日、そんなことも言ってたっけ・・・」





突然現れた衝撃でただ記憶があいまいになりかけたが、なんかサラちゃんに別れ際にそんなことも言われたような、ないような・・




「とりあえずさー、今から行きたいんだけど、もうその格好で行っても平気?」






ん?


あ、そういえば帰ってきてから着替えるのも忘れて布団にもぐっちゃってたんだっけ・・・



まだワンピースは着たまま・・



「え?てか今?」




びっくりして聞き返す。



まだ寝起きなんですけど・・・




「うんっ サラはもう待ってるから急ごう!」




ええー・・・



なんでこの悪魔とやらはいつもこんなに急なの・・・





もっと事前に知らせてくれるとかしてほしいんですけど・・




「いや、え、でも学校があるから・・」



とりあえずベッドから出たくないので適当に言い訳をしてみる。





「あーもう、いいからいいから。どうせ学校なんて始まっちゃってるし、行く気もそもそもなかったんでしょ?」





う・・・




「あ、やっぱ図星だった?」





私のギクリとした表情を見て満足そうにこっちを見るルア。





「はい、とりあえず急ごー。サラはああ見えて結構忙しいんだからっ」






そういいながら手首をつかまれ無理やりベッドから引きずり出される。