とりあえず二度寝しちゃおーっと。






そう思い、もう一度目を閉じた・・・・




その瞬間、ギシッとベッドから音がして、誰かが座ったような重みを感じた。





へ?





勢いよく目を開け、布団から体を起こす。








「うわっ!」





目の前には、あの時バーであった綺麗な白人のバーテンダーの子が座っていた。






「おはよう、ノア。

お目覚めいかが?」





紫の大きい目をこっちに向けながら、口元を緩めてニコニコとこっちを見てくる。




「なっ・・・・ルア・・・

どうしてっ・・・」




言葉を失ってしまいそうになる。





音も出さずに、

どっからはいってきたんだろう・・・




しかも・・・・勝手に女の子の部屋に入ってベッドに腰掛けるとか・・・

この人はどういう神経をしてんの。






「あー、サラに頼まれちゃってさー・・・初任務が終わったらバーに来いって言われてたっしょ?」




「サラちゃん・・が・・?」




「あれ、覚えてない?なんにも?」