「ん・・・・ねむ・・・・」








ちょっとだけ布団から顔を出して窓の方に視線を向ける。





カーテン越しから見える日の光からして、もう朝はとっくに過ぎているだろう。






「今、何時・・・？」






そう思いながらそばにある時計を見ると、もう朝の１０時を回っていた。






「あー、学校めっちゃ遅刻じゃん・・・・もういいかな、今日行かなくても。」




そうつぶやきながらまた布団にもぐる。





昨日、というか今朝、家に帰ってきたときはもう４時近かった。





別にそんなに時間がたっていた気はしなかったけど。




しかも家についても、疲れているはずなのにあまり寝付けなかったし。





都会の空を飛び回って、いろいろ怖い思いもして、勝手に他人の寿命までも見て・・・





とにかく数時間でいろんなことが起こりすぎて、まだ脳内で整理ができていない状態だった。





というか悪魔達にかかわると大体短時間に困惑することが多すぎて、全然ついていけてない。




そんなことをいろいろ考えていたら勝手に眠ってしまっていたらしい。





とにかく今日はもう学校サボろうかな。





昨日の疲れもたまってるみたいだし、変なところに筋肉痛とかもしてるし・・・・




とりあえず家の中はやけに静かだから、家族はみんな出て行ってしまってるぽかった。