「ウソだろ?
 こいつが、清人の彼女?」


彼は、ビックリして目を見開いている。


「あぁ。」


そういいながら、私に近寄って抱きしめた。


私は、慣れたことと動じなかったけど、女子たちは、再度の悲鳴。


本当に清人は、人気があると再確認した。


「わ、私の心ちゃんとらないで。」



突然、凛が必死に私と清人を引き離そうとした。


なんで?


今日は、厄日?


私、注目されるとかホント無理。


私は、一瞬眩暈のようなものを感じた。


今日で、平和な学校生活は終わったと思った。


「心は、お前のじゃない。
 俺のだから。」


そんな凛に対して、強く強く抱きしめて離さない清人。


今日は、清人のとこ行くのやめようかな。


早く帰って今日の出来事を夢だと思いたい。