そんな私の行動に反応したのは、凛ではなく清人だった。


「健斗、人の兄弟の事に口出すな。」


「けど、言い方ってあるだろ?」


これだから、嫌だわ。

彼は、凛に好意ありまくりなのがわかるもの。


「だったら言うけど、人の彼女に文句言うな。」


清人は、あっさりと爆弾を落とした。


突然の清人の発言にここにいる人たち全員が驚きと悲鳴をあげた。


けど、仕方ないか。


凛の事でもめ事みたいになった時点で、止められないし。