結局、日向の友達については聞けずじまいで終わってしまった。
むしろ英の友達は男の子案の色が濃くなってしまった。あるまじき事態だ。
しかも、俺たちにはもう1つ大きな課題がある。
「ヤバイよ英君。もうすぐで夏休みだよ」
「夏休みで嘆く人、俺初めて見たわ」
「だって俺の彼女、絶対会ってくれないだろ!?」
そう、最大の問題はここだ。
学校と言う名目が無ければ、彼女は俺に会おうとしないだろう。いや、会ってくれない気がする。いくら俺でもこれで彼女が進んで会ってくれるだなんて自惚れはしない。そうなれば俺は、約1ヶ月彼女に会わない日々を強いられるのだ。
ただでさえ、禁欲状態だと言うのに、これ以上俺に耐えろと言うのは地獄じゃないだろうか?
「…英君、何か良い案無いですか?」
「その英君やめろ。気色悪い。…諦めろ」
やはりコイツは役立たず以外の何者でもない。こうなったら、当たって砕けろ作戦しかないか…
彼女のAさん、会えない日々―――課題は山のようにある。
「…バカップルでもこんなに課題があるだなんて初めて知ったよ…」
「お前にはバカップル以前の課題があるけどな」


