その日の昼休み…

私は、佑奈と新しく出来た友達 後藤結香と3人でお昼を食べていた


そして、結香もまた先生に恋をしていた



化学担当の石井薫先生に…


「ねえ、結香の好きな石井先生って何歳だっけ?静香知ってる?」
「うちは、知らない…結香知ってる?」

「うん!もちろん知ってるよ!!28歳でしょ?」

「へぇ~、以外と若いんだね!!さすが!先生のことマジで好きなんだね?」

「ちょっ、佑奈!!当たり前でしょ!んもぉ、静香もなにか言ってやってよ!!」

「うーん…」

「ほら、静香が悩んじゃったじゃん。」

「えぇ~!!しずかぁ~」



いつもと同じ昼休み
私たちは、中庭でわいわい騒いでいた




澁谷先生が渡り廊下から私を見て微笑んでいるとは知らずに…


その間ずっと私たちは恋ばなをしていた


キーンコーンカーンコーン…


「あっ!!ヤバッ!!!!次って移動教室じゃん!!」

「しかも、化学じゃん!良かったね結香?」

「んもぉ~、それを言わないでよ佑奈!!恥ずかしくて授業できないじゃん!!」

(恥ずかしいかぁ… ん?今誰か見てた?…気のせいだよね?)


そう思いながら私たちは、化学室に直行した