「ネックレス…つけてんだな。」

「あ、うん!」

「俺って、独占欲強いんだな~」

「え?」

「わかんねーならいいよ」



そう言ってあたしの髪を
くしゃっとした。


「瞳~」

「菜美ー?なにー?」

「ちょっと来て」

「わかった。待って」

「んー」


菜美…自分から呼び出したくせに。



「拓哉、ちょっと行ってくる」

「ん。じゃあ俺は寝る」



そう言ってあたしは菜美のところに
行った。