「どうしたの?」 ハッと気付くと心配そうにあたしの顔を覗きこむ遥の顔がすぐそこにあった。 「大丈夫。ちょっと暑さにやられただけだから」 それでもまだ心配そうにしている遥の頭をあたしは優しく撫でてやる。 「もう平気よ」