君さえいれば何もいらない。
僕はそう思っていた。
僕の彼女「さえ」は、頭はどちらかというと悪いが、天然でとても可愛いい。声優になるのが夢だ。
しかし、ある時、大変なことが起きる…。
ー彼女は交通事故で記憶喪失になった…ー
学校帰りで事故にあったそうだ。
僕は後悔した。僕がついていれば守れたかもしれない。なのに…。
実は、さえが事故にあった日、僕は風邪で学校を休んだ。だから、さえが事故にあったことは、次の日の学校のホームルームでわかった。
僕は衝撃すぎて倒れてしまった。
起きたら保健室にいた。すでに2時間目が始まっている時間だった。
保健室の先生に聞いたところ、僕は倒れたとき、顔が真っ青で大変だったそうだ。
僕はあわてて起きて先生に聞いた。
「さえは無事なんですか?」
「大丈夫よ」
「さえが入院している病院ってどこですか?」
「いっちゃだめよ」
「何でですか?」
「ま、まだ入院したばっかだし…ね?」
「そうですね…」
この頃はまださえが記憶喪失だということは知らなかった。
次の日、僕はやっぱりさえが入院している病院に行きたくてしかたがなかった。だから、もう一度保健室の先生にききにいった。
「やっぱり僕、さえのところに行きたいです。どこに入院してるか教えてください。」
「心配する気持ちはわかるけど、まだだめよ。」
「どうしてだめなんですか?」
「ダメだからよ」
「先生、僕は本気なんです。」
「…。行ったら衝撃的すぎて、また倒れちゃうよ」
「それでも構いません。」
「…。だめよ」
「なんでなんですか!?僕はさえが無事だということを目の前で見たいんです」
僕はキレた。
「そう。倒れても知らないからね。桜病院よ」
やっと教えてくれた。
僕が桜病院に行こうとしたら
「あ、いうのわすれてたけど、今何時だと思ってんの?授業そろそろ始まるわよ?」
「…。行ってきます!担任の先生にはなんとかいっておいてください!」
「もう、しょうがないわねえ。」
そうして僕は、さえのいる桜病院に向かった。
病院の人にさえがどこの部屋にいるのか教えてもらい、部屋に入った。
すると、寝ているさえとさえのお母さんがいた。
「あら、あなたはさえの彼氏さんよね?いつもさえがお世話になってます。学校は?」
「今日は学校を休んできました。」
「さえのために?」
「まあ、そういうことになりますね。」
さえのお母さんはびっくりしていた。なぜなら、さえはどちらかというと友達も少なく、孤独な感じで生きてきたからだ。
「さえのためにありがとう・・・」
泣きながらさえのお母さんは言った。
「いえ、僕はさえが大好きなので、さえが無事か目の前でみたくて」
「でも・・・。」
「どうしたんですか?」
さえのお母さんは黙ってしまった。なぜ黙ってしまったのか、僕にはわからなかった。
すると、さえのお母さんはこういった。
「さえは、記憶喪失なの・・・。」
「記憶・・・喪失・・・?」
僕はびっくりしたどころじゃなかった。
ということは、僕はさえの記憶にいないということになる。
僕は辛かった。だから保健の先生は行くなって言ったんだと改めて思った。
倒れそうになったけど、それこそ迷惑になってしまう。そう思い頑張って耐えた。
「でも、さえは無事に生きているんですよね?」
「ええ、なんとかね。でも、多少の傷が・・・。」
「そうですよね・・・。」
僕が言ったあと、沈黙が続いた。
すると、まさかのさえが目を覚めた。
僕はすごく嬉しかった。さえのお母さんが
「さえ?さえ?私よ、あなたのお母さんよ、覚えてる?」
さえはこういった。
「・・・え?私の名前は・・・さえ?あなたが私のお母さん・・・?」
「そうよ、あなたの名前はさえって言うの。それで、私はあなたのお母さんなのよ」
「分かった。私の名前はさえ・・・。」
僕はどうしていいのか分からなかった。いきなり「さえの彼氏」なんていったらさえはびっくりして倒れてしまうかと思うと、なにも言えなかった。
「ねえ、お母さん・・・。あそこにいる男性は・・・誰?」
「あれは、あなたの同級生の男の子よ。あなたの彼氏。」
「え・・・?私の・・・か、彼氏!?」
僕はやばいと思った。きっと「きもい」とか「イミわかんない」とか思われてるんじゃないかと思った。
「嘘だ・・・。私は彼氏・・・作らないよ。」
すんごく変な事をさえは言った。
まるで前の記憶があるように言われたので、僕はびっくりした。
それから僕はさえのお母さんにさようならを告げて病室をでた。
僕はそう思っていた。
僕の彼女「さえ」は、頭はどちらかというと悪いが、天然でとても可愛いい。声優になるのが夢だ。
しかし、ある時、大変なことが起きる…。
ー彼女は交通事故で記憶喪失になった…ー
学校帰りで事故にあったそうだ。
僕は後悔した。僕がついていれば守れたかもしれない。なのに…。
実は、さえが事故にあった日、僕は風邪で学校を休んだ。だから、さえが事故にあったことは、次の日の学校のホームルームでわかった。
僕は衝撃すぎて倒れてしまった。
起きたら保健室にいた。すでに2時間目が始まっている時間だった。
保健室の先生に聞いたところ、僕は倒れたとき、顔が真っ青で大変だったそうだ。
僕はあわてて起きて先生に聞いた。
「さえは無事なんですか?」
「大丈夫よ」
「さえが入院している病院ってどこですか?」
「いっちゃだめよ」
「何でですか?」
「ま、まだ入院したばっかだし…ね?」
「そうですね…」
この頃はまださえが記憶喪失だということは知らなかった。
次の日、僕はやっぱりさえが入院している病院に行きたくてしかたがなかった。だから、もう一度保健室の先生にききにいった。
「やっぱり僕、さえのところに行きたいです。どこに入院してるか教えてください。」
「心配する気持ちはわかるけど、まだだめよ。」
「どうしてだめなんですか?」
「ダメだからよ」
「先生、僕は本気なんです。」
「…。行ったら衝撃的すぎて、また倒れちゃうよ」
「それでも構いません。」
「…。だめよ」
「なんでなんですか!?僕はさえが無事だということを目の前で見たいんです」
僕はキレた。
「そう。倒れても知らないからね。桜病院よ」
やっと教えてくれた。
僕が桜病院に行こうとしたら
「あ、いうのわすれてたけど、今何時だと思ってんの?授業そろそろ始まるわよ?」
「…。行ってきます!担任の先生にはなんとかいっておいてください!」
「もう、しょうがないわねえ。」
そうして僕は、さえのいる桜病院に向かった。
病院の人にさえがどこの部屋にいるのか教えてもらい、部屋に入った。
すると、寝ているさえとさえのお母さんがいた。
「あら、あなたはさえの彼氏さんよね?いつもさえがお世話になってます。学校は?」
「今日は学校を休んできました。」
「さえのために?」
「まあ、そういうことになりますね。」
さえのお母さんはびっくりしていた。なぜなら、さえはどちらかというと友達も少なく、孤独な感じで生きてきたからだ。
「さえのためにありがとう・・・」
泣きながらさえのお母さんは言った。
「いえ、僕はさえが大好きなので、さえが無事か目の前でみたくて」
「でも・・・。」
「どうしたんですか?」
さえのお母さんは黙ってしまった。なぜ黙ってしまったのか、僕にはわからなかった。
すると、さえのお母さんはこういった。
「さえは、記憶喪失なの・・・。」
「記憶・・・喪失・・・?」
僕はびっくりしたどころじゃなかった。
ということは、僕はさえの記憶にいないということになる。
僕は辛かった。だから保健の先生は行くなって言ったんだと改めて思った。
倒れそうになったけど、それこそ迷惑になってしまう。そう思い頑張って耐えた。
「でも、さえは無事に生きているんですよね?」
「ええ、なんとかね。でも、多少の傷が・・・。」
「そうですよね・・・。」
僕が言ったあと、沈黙が続いた。
すると、まさかのさえが目を覚めた。
僕はすごく嬉しかった。さえのお母さんが
「さえ?さえ?私よ、あなたのお母さんよ、覚えてる?」
さえはこういった。
「・・・え?私の名前は・・・さえ?あなたが私のお母さん・・・?」
「そうよ、あなたの名前はさえって言うの。それで、私はあなたのお母さんなのよ」
「分かった。私の名前はさえ・・・。」
僕はどうしていいのか分からなかった。いきなり「さえの彼氏」なんていったらさえはびっくりして倒れてしまうかと思うと、なにも言えなかった。
「ねえ、お母さん・・・。あそこにいる男性は・・・誰?」
「あれは、あなたの同級生の男の子よ。あなたの彼氏。」
「え・・・?私の・・・か、彼氏!?」
僕はやばいと思った。きっと「きもい」とか「イミわかんない」とか思われてるんじゃないかと思った。
「嘘だ・・・。私は彼氏・・・作らないよ。」
すんごく変な事をさえは言った。
まるで前の記憶があるように言われたので、僕はびっくりした。
それから僕はさえのお母さんにさようならを告げて病室をでた。
