BRAVE~勇気~

「あと…メールとかも…」
「実は俺秋月のメアド知らない…。」
「えっ、知ってるかと思ってた…。」

どうしてそう思ったんだろ(笑)

「あっあと!」
「まだあるんだ?(笑)」

すごく必死に言う秋月がとても可愛く、ついからかう言葉が出てくる。

「なんで私だけ名字なの?」
「……………。」

あっこの質問来ちゃう感じ?

「?」

黙る俺に?マークを頭の上に乗せた秋月。

「秋月だって俺のこと名字で呼ぶじゃん?だからそのぉ…俺だけ名前呼ぶのなんか恥ずかしく…て…ってだぁぁ!!」

俺は恥ずかしさのあまり大声を出し、頭をガシガシとかく。
俺は好きな子程名前で呼べないへたれなのである。

ってバレないように(?)勢いよく顔を上げる。

「俺、秋月の事本気で好き!この言葉に嘘偽りはございません!…なんでこれからもよろしくお願いします?」