「だって二人とも本当の気持ち言ってないんだもん。それに少なからず、姉ちゃんは嫌われてはいないと思うけど?」
「………。」
「あと…姉ちゃんも何もしてないじゃん?待ってないで自分からいかないと。」
「だって…断られたら…。」
「告白されて断られたらなんて考えちゃダメだよ。だってそうしないと始まらないよ?何も。それとも姉ちゃんはあの人のこと好きじゃないの?」
「好き…だもん…。」
「だったら勇気出さなきゃ!」
トンっと龍夜は私の肩を叩く。
それに応じて顔を上げると笑顔の龍夜。
「元気な姉ちゃんが一番いいよ!」
私は走り出した。
そこにあなたがいないかもしれない。
でも今行かないと、せっかく龍夜から貰った勇気がなくなるような気がして。
そして…私は学校に着いた。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
走ったため息が上がってしまった。
息を整える。
「やっぱり居ないよね。これでいたら奇跡だよ。」
ははっと私は笑った。
そして携帯を取り出し、里香に電話をかける。
「もしもし?」
「あのさぁ、ちょっと頼みたいことあるんだけど…高倉を学校に呼んでくれないかな?」
「………。」
「あと…姉ちゃんも何もしてないじゃん?待ってないで自分からいかないと。」
「だって…断られたら…。」
「告白されて断られたらなんて考えちゃダメだよ。だってそうしないと始まらないよ?何も。それとも姉ちゃんはあの人のこと好きじゃないの?」
「好き…だもん…。」
「だったら勇気出さなきゃ!」
トンっと龍夜は私の肩を叩く。
それに応じて顔を上げると笑顔の龍夜。
「元気な姉ちゃんが一番いいよ!」
私は走り出した。
そこにあなたがいないかもしれない。
でも今行かないと、せっかく龍夜から貰った勇気がなくなるような気がして。
そして…私は学校に着いた。
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
走ったため息が上がってしまった。
息を整える。
「やっぱり居ないよね。これでいたら奇跡だよ。」
ははっと私は笑った。
そして携帯を取り出し、里香に電話をかける。
「もしもし?」
「あのさぁ、ちょっと頼みたいことあるんだけど…高倉を学校に呼んでくれないかな?」

