子猫になった私

朝目覚めると、私は私ではありませんでした。


体中、白い毛で覆われていました。私がびっくりして鏡を見ると、そこには小さな白い子猫が映っていました。

私が、困っていると、元々家で飼っていたおばあちゃん猫が現れました。

｢ミィちゃん。
私ねこになっちゃった。｣

ミィちゃんは、私を私とわかるようでした。

｢これは困ったねぇ。
それはね、神様が悪戯をしたのだよ。｣

｢私どうすれば元に戻れるの？｣

｢あすかちゃんが、この世で１番好きな人の元に行って、その人が神様にあすかちゃんを元に戻して下さいとお願いしなければだめだよ。｣

私が世界で１番好きな人は、勿論あの人です。

私はミィちゃんに御礼を言って、お家を出ました。