委員会が終わり教室へ戻ると愛華羽が羨ましそうな顔でこっちを見ていた。

「優空いいなぁ~」

「えっ?」

「櫻井先輩、放送委員なんでしょ?」

…櫻井先輩?

誰?と思っていると

「もしや、優空は櫻井先輩を知らないの?」

「うん」


すると、廊下から女子の甲高い声が聞こえてきた。

『キャー櫻井せんぱ~~い』


私は声のする方を見るとあの美男子先輩がいた。