入学式も終わり、私は帰る用意をしていた。

すると月羽は

「わりぃ!オレこのあと用事があるから先帰るわ!」

そう言い放ち先に帰ってしまった。




帰り道、私は一人で公園の前を通り過ぎようとしたとき

ミャー、ミャー

公園の方から鳴き声が聞こえた。


私は鳴き声の方へ行ってみた。




するとそこにはダンボールに入った三毛の子猫がいた。



私はそっと子猫を抱いた。



「その子猫、お前のか?」