放課後

私はいつも通りあの部屋へ向かった。


部屋に入るとベッドに人の気配が・・・


黒くて綺麗な髪の毛


誰だろうと思って寝顔を覗こうとすると

「…ん…おいで」

と言われて腕を掴まれてそのままベッドに倒れてしまった。


私はパニックになった。



「颯斗やめろ」


そこには優先輩が眉間にシワを寄せて立っていた。


「ん?えっ?何この状況!この美女は?」

「コイツは優空。お前が寝ぼけて優空を引っ張ったんだよ」


今まで聞いたことのない低い声で優先輩は怒っていた。