ただ、その一言が言えなくて。

休み時間。

案の定だ。

早くも女のこにも男のこにも囲まれている。

『名前なんて言うのー!?』

『どこ中から?』

『アドレス交換しない?』

はぁ…


なんかスゴい人が隣になっちゃったなぁ…



チラッと横目で彼を見たら、目があってしまった。

すぐに逸らしたら、またクスッと笑われた。


あーあ、本日何回目よ!!

てか目を逸らしただけじゃない!

なのになんで笑われたんだろう?



そんなことを考えていたら、入学式もあっという間に終わり、悠美と共にまた帰りの長い道のりを帰っていった。