「お前の名前知りたいとか思わないけど教えろ!」
「あ、安藤咲!16歳!1年3組!好きな食べ物オムレツ!嫌いな食べ物梅干し!酸っぱいのは好きなのに梅干しは食べられません!」
勢いで言ってしまった。
恐る恐るえーっと……誰だっけ?あ!田畑くんを見上げる。
!!めっちゃ満面の笑み!
「お前!あんどゅー!良いぞ!お前!てかクラス一緒だったんだな!よし学校行くぞ!」
2回お前って言われたのはなぜ?
てかあんどゅーって何!?
「一緒だったんですね!学校……ってあああああ!!!今何時!?田畑くん今何時!?遅刻!!!!!」
私の焦りように田畑くんが携帯で時間をチェック。
みるみる真っ青になる田畑くん。
「あああああ!!ちーこーくーだー!!!!あんどゅー全速力で走れ!走るー走るー俺達みたいな感じで走れ!!」
「何ですかそれ!あはは!」
「あんどゅー笑うな!ってあはは~!」
