「あ、俺2組!蒼平は?」


 こっちが聞きたい。


 「3組かぁ!離れちまったなぁ。」

 「は!?俺の名前、どこに……」

 「はぁ?3組の前から7番目んとこにあるじゃん。『唐草蒼平』って。」



 ……ホントだ。


 俺は紛れもなく『蒼平』だけど…



 「俺『唐草』じゃない!!」

 「え!お前の名字なんだっけ。」

 「烏丸だよ!」



 大ちゃん、絶対わざとだろ。