机の上に今にも泣き出しそうな字で
【死にたい】
そうつづられていた。
なぜか私は目が離せなかった。
死にたい。私もよく思ってた。
私が初めて死にたいと思ったのは
まだ小学3年生の頃だった。
「ままぁ置いてかないでままぁ…」
幼い私をひいおばあちゃん家に残してままは
よく家を出ていった。
そんな事を繰り返していたある日。
ひいおばあちゃんが言った。
「あんたは悪魔の子だよ…」
おばあちゃんはままが生まれてすぐに
死んだから
ままはひいおばあちゃんの家で育った。
「お前が生まれてからままは不幸ばっかだ。お前のぱぱも悪魔なんだよ。」