青空の下




「あれ?

終わったんじゃない??


ほら!!行って来なって」



朱莉と沙羅に背中を押されてあたしは歩き出した


変に緊張するんだけど


「む、村瀬!!」

部室に向かって歩いている村瀬の後ろ姿に声をかけた


「んぁ??

相原じゃん!!そんなに俺に会いたかったか(笑)」


相変わらずの村瀬

緊張とかしないのかな


「そんなんじゃないよ!!」


「相変わらず素直じゃねーな」


だからちがうしね!!


「あ、相原だ!!」

「おぅ!!久しぶりじゃん!」

後ろから北川と和田君が来て声をかけてくれた


あれ??和田君がいつもより顔が堅そうだった


もしかして……


「和田君もしかして緊張してるの??」


「そうなんだよ!!こいつさ、明日組み合わせのくじ引くじゃん??

だから緊張してがちがちなの(笑)」


なるほどそうゆうことね


「き、緊張してねーし」

絶対してるでしょ(笑)


「二人ともがんばってね

でも一回戦から優勝候補とかやめてよね(笑)」


「だからプレッシャーかけんなって」


2人は部室に戻っていった



緊張してるみたいだったけどなんだか楽しそうだった