「あんたと付き合うとめんどくさいのに巻き込まれるから大変なんだから」


「まわりなんて気にすんなよ


まぁ、なんかあったら俺が守ってやるし(笑)」


なんかかっこよく見えてきた


「………ぅん//」


村瀬がさらっとかっこいいこというから照れるじゃん


そんなあたしを見て村瀬はもっと近づいてきた


恥ずかしいから近づかないでほしいんだけど…


─────────────ぎゅっ


ひさしぶりに村瀬に抱きしめられた


なんか久し振りすぎて嬉しすぎて泣きそう…


「おまえ泣いてんのかよ??

そんなにうれしかった??(笑)」


うれしいに決まってんじゃん!!

ずっとこうしてほしかった


「泣いてないし!!

ってか、汗臭い!!」


ほんとはそんなのどうでもいいんだけど村瀬になんか言ってやりたかった


「シャワー浴びてる暇なんかなかったんだよ!!

家帰ってすぐにおまえに電話したからな?」


だったらそのまま学校にいればよかったじゃん


でもそんなのどうでもいい


「そんなにあたしに会いたかったんだ(笑)??」

ちょっとからかってみたかったから村瀬に言ってみた


そしたらさっきより強く抱きしめられた


「当たり前だろ??」