青空の下




部活が終わってもふたりでグラウンドのベンチに座っていた


「今年の夏はどうなんだろうね…」

朱莉が野球部を見ながら言った

野球部ももう少しなんだよね??


「さぁ??

そこそこ良いところまで行くんじゃないかな??」

あの地区大会の負けからみんな必死で頑張ってるらしいし


「でも地区大会で負けるなんてね(笑)

地区大会で負けるようなチームが甲子園なんて奇跡じゃない??」

確かに……

でもなにが起こるかわからないよ??


「そうだねー

でも甲子園行ってみたいな…」

野球部になんて負けたくないと思ってたけど、甲子園には行ってほしい

同じ学校だもん

負けたくないって思っていても応援しちゃうよ


「村瀬に頼めば??

莉衣の頼みなら本当に連れてってくれるんじゃない??」


そんな簡単に勝てるようなものじゃないと思うけど??

「それは無理じゃない??」

「男って単純だからそうゆう存在がいるだけでとてつもない力を発揮できるの

だから莉衣みたいな好きな子がいるだけで頑張れるんだよ

女は男と違ってそうゆうわけには行かないらしいけど」

それ前にも聞いたかも……

沙羅だっけか??


「でもあたしたちはもうそんな関係じゃないから」


「莉衣はそう思ってるかもしれないけど、村瀬は違うんじゃない??」


ほんとにもうなんにもないんだよ

村瀬があたしたちの関係を終わらせてまた意味分からないことを言ってるだけなんだから